私たちは生命を維持するために毎日食事を3回摂っています。
これは身体のエネルギーを補給(炭水化物)し、肉や骨細胞(蛋白)を作り、その細胞を保護(脂肪)し守る働きをするために食べるもので、これらを三大栄養素と言っています。四つ目の栄養素に「灰分」があります。灰分は一口に言えばカルシウム、カリウム、ナトリウム、マンガン、リン、亜鉛、鉄などの微量元素など一般に「ミネラル」と呼んでいるものです。
昔はミネラル元素は微量で足り、いろいろな食べ物に含まれていたので、あまり重要視されていませんでした。ところが最近の食べ物は土壌の酸性化、農薬の多投、自動車の排気ガスの影響で酸性雨が降り土壌が荒廃しミネラル成分が極端に不足しています。
新潟県新井市にある(株)ミヤトウ野草研究所の近藤堯社長は酵素の研究者ですが、「昔の野菜にはミネラルがいっぱいだったが、現代の野菜はミネラルが少なく、昔の3倍から4倍も野菜を食べないと充分にミネラルを摂取できない」と指摘しています。
また、ミネラルを研究している野島武尚医学博士も「牛や豚、鶏の肉類にもミネラルが不足している。これは飼料にミネラルが入っていないためである」と言っています。
外見は立派な現代の野菜や肉もミネラルは不足している訳です。
ミネラル不足は生活習慣病の元
ミネラル不足の食べ物は細胞に免疫力がなくなり、ガン、糖尿病、アトピーなどの生活習慣病の原因になると多くの医学者が指摘しています。
最近は、健康食品といって、いろいろなサプリメントが次ぎから次ぎへと開発され市販されていますが、これは野菜や肉類にミネラルが少ないために起きている社会現象です。これらの健康食品の中身は、ほとんど微量元素(ミネラル)が中心になっています。
例えば、最近プームになっている「にがり」は豆腐の原材料ですが、天然のカルシウムやマグネシウムなどミネラルが豊富にバランスよく含まれているから健康によいのです。
ミネラルが重要視されるのはミネラルがあらゆる生命基盤になっているからです。ビタミンやミネラルは、代謝、すなわち化学反応に関わります。エネルギーを吸収するのも、体を動かすことも、神経の情報伝達もすべて化学反応が積み重なって成り立っています。
これらの化学反応の触媒として何千種類の酵素がありますが、酵素は実に、ミネラルの働きやビタミンより生成されているのです。
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