150,000部発行
2011年4月7日
通巻第175号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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大地震->大津波->原発事故->連鎖被害
日本は今、近代史上未曾有の危機状態!
政府に危機管理能力なし
菅首相は非常事態宣言≠出すべきだった

新港工場地帯で建物が傾く
3月11日に発生した大地震は近代史上最悪の被害を招き、その惨状は地獄絵図そのものである。地震に伴う大津波の恐ろしさをまざまざと見せつけられた挙句、原発事故で放射性物質の拡散や、電力供給不足で被害の少ない地域まで、計画停電という措置により経済活動にも大打撃を与えている。そ上、管政権は国家の存亡にかかわる一大事なのに、危機管理能力・指揮能力のなさが浮き彫りにされた。一国のリーダーである菅首相は非常事態宣言≠発し、既存の法律にこだわらず、超法規による特別措置による災害復興マニュアルを示し陣頭指揮くらいの知恵が必要であった。指揮能力がないから大連立を打ち出したともいえる。全くア管内閣だ。とくに、原発事故については東電任せで何も対応策がなく、枝野官房長官が聞いた状況伝えるのみ。また、計画停電にしても、第1から第5グループまでは停電させるが、一度も停電がない第6グループもあったとは全く不公平極まりない。税金バラマキの菅政権放射能までバラ撒くとは呆れ果てる。放射能、停電の連鎖被害はまさに人災だ。

東電の親方日の丸体質が悲劇を拡大

美浜区磯辺地区の液状化現象
今回の東北地方太平洋沖大地震や津波の影響で、家や家族を失った被災者の皆様には胸が痛み、心からお見舞い申し上げたい。日を追うごとにその驚くべき無残な惨状に改めて津波の恐ろしさを痛感させられた。
マグニチュード9という大激震は安全といわれた原発事故を誘発したが、想定してなかったという。だからこそ政府は非常事態宣言#ュし、超法規による避難民救済・復興策を構ずべきでは無かったのか。
とくに、地震・津波による福島県の原発事故は発生した時から、その対応のもどかしさに疑問を感じた。
一号機の事故で2号機は大丈夫だろうと考えた人も少なくない。ところが同じ事故を3号機、4号機、5、6号機まで繰り返した。
その被害状況も通産の保安院だとか原子力委員会だとかの受け売りを専門外の枝野官房長官が発表するのみである。放射能被害など専門的な質問には答えられない。当然と言えば当然だが、伝言ゲームを繰り返している場合ではないのだ。最高専門家・指揮官による信頼できる発表が欲しい。
福島原発被害は、逐次テレビで放映されたが、冷却するためにヘリや消防車による放水にどれだけ無駄な時間をかけたのか。放水した後はどうなるか。放射能に汚染された水が海に流れ魚介類に付着して、二次被害を起こし、さらには空中に飛散した放射線物質が水道水や農畜産物にも深刻な影響と不安を与えている。
肝心の東電トップからの発表は何もない。原発現場の作業員は東電の下請け会社。東電社員は直接手を汚さない。本来であれば東電役員が現場に乗り込んで陣頭指揮する立場である。そのために高額な報酬を得ているのではないのか。
東電の最高責任者である清水正孝社長は追及を逃れるためか入院し、勝俣恒久会長が3月30日に記者団の前に現れ社長代行で陣頭指揮すると発言した。事故から3週間も経ってからの対応では遅すぎるというものだ。このような東電の体質は親方日の丸で、組織の上に胡坐をかき、危機管理能力のなさをさらけだした。
勝俣会長は今頃になって謝罪会見をして福島原発の施設を廃棄する発言をした。だったら、最初からチョロチョロ放水しないでチェルノブイリ事故のように早めにコンクリートで被覆するか特殊合成剤で固めるかの対策が出来ないのかと素人ながら感じた。
おまけに今回の計画停電の実施は、全く除外されている地域もある。どれだけ医療機関や商売の障害になっていることか。その損失を誰が補償するのか。あらゆる産業の重要な公共性の高い電気を供給する「東京電力」はもはや、地に落ちた。損害賠償もできないようなら幹部を全員解雇し解散して、国営事業に移管すべきだ。
【文・佐藤正成】

千葉市内の新港・磯辺地区は液状化現象の大被害
千葉市の損害額は88億円


住宅街の下水道を補修する作業員
3月23日現在、千葉市防災課がまとめた市内の被害状況によると、地盤沈下などで道路を補修する距離は44キロメートル、液状化現象で土砂が噴出した量は8千5百立方メートル、建物家屋の被害は2千6百戸、このうち危険な建物は百60戸、橋梁15橋、補修を要する下水管は25キロメートル、公園緑地の損壊は31か所となっている。またQVCマリンフィールドは屋根や外壁タイルなどの破損、ナイター設備の一部破損、球状周辺が液状化現象で配水管や舗装を修理しなければならない状態にある。また、スケート場も液状化による給排水菅が壊れ、復旧のメドが立っていない。
このほか、県内では旭市が津波で多数の死者が出たほか、住宅や漁具も大きな被害にあっている。浦安市では埋め立て地区で液状化現象が激しく水道管の復旧が遅れ、給水車で各家庭に水を供給している状態だ。

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注目される小梛元議長
市民税10%減税・市議報酬半減の公約は真実か
おなぎ事件を検証する
違法建築追及で逮捕された小梛氏

小梛輝信元市議会議長
 小梛輝信元市議会議長は「市議報酬削減・政務調査費の全廃・議員定数5名削減・市民税10%削減」を公約を打ち出し市議選に出馬することになった。
 出馬について巷では「当選は無理だろう」とか「実力がある人だから当選してもらいたい」など賛否両論が渦巻き最大の関心事となっている。
 そこで、注目される小梛事件とは一体どのような事件であったのか、再度検証してみることにした。なぜなら本紙は「おなぎ事件」のお陰で不当に家宅捜査され大きな迷惑を蒙ったからである。
 不当な家宅捜査については本紙2009年10月号の1面で全く無関係と抗議声明を発表している。
 同じ紙面のトップ記事は「盗聴の罠にハマッタ小梛」という見出しで、事件のいきさつや、駅前ビルは違法建築であることを裏付ける証拠写真まで掲載し真実を報道してきた。
 その後、小梛元議長は事件で執行猶予の判決を下されたが、小梛氏は担当の石井元弁護士について「弁護するどころか逆に自白を強要した」「検事の言うことに従えば罪は軽くなる」などと虚偽の指示をしたとして東京第二弁護士会に石井弁護士の懲戒請求を起こしたり、熊谷市長が小梛氏個人の悪口をマスコミに公表したのは名誉毀損に当たるとして3百万円の慰謝料請求訴訟を起こし審理中だ。

未だに改善されない違法建築ビル
 本紙はこのような真実を堂々と報じてきたが、一部読者から「小梛を擁護するような記事を掲載するな」とか「新聞を配布するな」とか批判を浴びた。さらに、広告スポンサーに片っ端から電話をかけ、「稲毛新聞に広告を掲載するのは止めよ」と営業妨害までされた。
 事件の発端は平成21年春ごろ、小梛氏は計画している稲毛駅前ビルは違法建築の疑いがあるということで、本紙に取材を依頼する一方、施工業者に住民説明会を求めていた。施工業者の大成建設千葉支店は違法建築の弱みを追及されるのを恐れたのか小梛氏の要求に耳を貸さなかった。
 小梛氏は怒り心頭、口汚く罵ってしまった。日ごろの言動知っていた大成建設はこれをうまく盗聴テープに収め、脅されたと警察に告発したので、小梛氏は恐喝未遂容疑で逮捕された。
 本紙は稲毛駅前ビルの建設は建築基準法に違反している疑いがあると報道したことが小梛氏との関係があるとみて家宅捜査された。
 千葉市建築指導課には同ビルを調査するよう申し入れていたがその後、千葉市は「新ビル建設により建築基準法に違反する形になった。改善命令を出す」と本紙に回答していが2年経っても未だに違法ビルの改善はされないままである。
 違法建築を罰しないで、違法建築追及した小梛氏を悪人に仕立てた警察。日頃の態度や言動が仇になったが、市民にはどのように映るのだろうか。【佐藤正成】

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損害甚大!不公平な無計画停電
病院・観光地・工場・商店・飲食店
売上げ激減を誰が保証してくれる?

 「東日本大震災」の第2次災害ともいうべき「計画停電」は病院や観光地、町工場、中小商店街、飲食店業界など、各分野にわたり売上げに深刻な打撃を与えている。
 過日、本紙広告でおなじみの九十九オーシャンスパ里太陽の里の鎗田善廣社長の話では「今回の停電は死活問題です。私どものリゾート施設、太陽の里は避難民を受け入れたいのですが、こう度々停電されたのでは受け入れることも出来ない。隣町は停電がないので県庁や東電に掛け合っても、なぜ長生村だけなのか納得できる回答はもらえなかった」と嘆いていた。
 また、駅前の救急指定病院の稲毛病院では「停電でも診察は受付けているが、透析やレントゲンが使用できず医療費の計算に大きな支障を来たしている」ある看護は不安そうに語った。
 市内で電気を使う工場や商店街では「電気がないと商売にならない」と一様に話す傍ら「被災地のことを思えばある程度は我慢しなければならないが、市内でも停電がないところもありこれでは不公平だ。売上げの損失を誰が補償してくれるのか」と怒りの声さえ聞こえる。
 また、夜の飲食店などでは「お客が来ないと商売にならない。これでは従業員の給料も支払えない。一度も停電のない場所もあるのに」と不満をぶちまける。市内のコンビニや大型家電店ではペットボトルや乾電池の品切れでも、入荷されないので購入できない状態にある。
 稲毛駅前の37階建て住宅の上階に住む住民は「停電で自家発電で一時的にはエレベーターも動くが、長時間は無理で、何十階も上り下りは本当に大変です」と住人の一人は語り、電気のない生活の不便さをしみじみ訴えていた。

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